とにかくヤバい映画

【オススメ度★★★★★】バタフライ・エフェクト/未だこの映画を超えるラストシーンは存在せず!?

概要

ごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を効果的に取り入れた異色サスペンス。
愛する者を救うため、過去を書き換えようとした男が体験する想像を超えた出来事を描く。
タイトルの“バタフライ・エフェクト”とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という意味。
主演・製作総指揮は、「テキサス・レンジャーズ」のアシュトン・カッチャー。
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あらすじ

少年時代の約束。
幼馴染みのケイリーのもとを去るとき、エヴァンは”君を迎えに来る”と誓った。
だが、いつしか時は流れ、エヴァン(アシュトン・カッチャー)とケイリー(エイミー・スマート)は別の道を歩んでいた。
エヴァンは幼い頃から、時折り記憶を喪失<ブラックアウト>してしまう少年だった。
母アンドレアはエヴァンの脳波を精神科の医師に検査してもらうが、何も奇妙な点は見出せずにいた。
精神科医は治療のため、毎日の出来事を日記につけるようにすすめる。
少年時代は永遠に続くと思われたが、エヴァンが13歳の時、ケイリーの兄トミーのいたずらによって唐突に終わりを告げる。
エヴァンの記憶にはその瞬間に<ブラックアウト>が起き、気が付いた時には森の中におり、周りには強烈なショックのあまり倒れてしまった友人のレニー、彼を抱きかかえようとするトミー、ただ震えているケイリーがいた。エヴァンは何が起きたのかまったく思い出せなかった。しかし、何か決定的な出来事が起きたのは間違いがなかった。

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アンドレアはエヴァンを連れてその街を引っ越す。
時が流れ、心理学を勉強する大学生となったエヴァン。今では<ブラックアウト>が起きることもなかった。過去は遠のき、ケイリーの記憶さえ消えかけていたが、すべては平穏だった。
ある日エヴァンは、幼い頃の日記を見つける。懐かしい日記を紐解いたとき、”それ”は起こった。
気が付くと、エヴァンの意識は日記に書かれている出来事の中にあったのだ。
鮮明に蘇る過去の記憶、あの陽光、あの空気。それは強烈なリアリティを伴っていた。
夢なのか、現実なのか。少年時代の空白の記憶の一端に触れてしまったエヴァンは、もう一度、あの頃の仲間たちを訪ねたくなる。aas.jpg
ケイリー、トミー(ウィリアム・リー・スコット)、レニー(エルデン・ヘンソン)。
そしてエヴァンは知る。あの時のいたずらによって、彼らの人生が大きく狂っていたことを……。

最後の最後で選択する人生の分岐点。それこそがこの映画の肝!

本作ではバタフライエフェクトを制御しきれないものとし彼自身が選ぶ道を、いくつかのパターン用意している。
下記に記すのは、バタフライエフェクトのプレミアム版にて収録されているオプションである。
(※自分で確認したい方は読まないことをオススメします)

オリジナル:彼女と自分が出会わないようにする

まずこれがエヴァンの選ぶ結末の一つ。
自分と出会うことでケイティが不幸になるのであれば自分との縁を切ることが彼女のためになる。
そう思ったエヴァンはケイティに「そばにくるな、近づいたらみんな殺すぞ」と幼いときに伝え彼女との縁を完全に切る。
通常版のエンディングはエヴァンとケイティが最後すれ違うとき、お互いが声をかけず別々の道を歩み終わる。
互いに何かを感じながらも、二人が積み重ねた時間は存在せず、これからも知り合うことはない。だが、これがケイティにとって「最良」のエンディングなのだ。

そしてここからはディレクターズカット版でしか出てこないバージョン。

①声をかけてハッピーエンドで終わる

彼女と出会わないようにすることで、今後彼女に起こる不幸を回避しようと努力してきた甲斐が無くなるバッドエンド。ここで声をかけては元も子もない。

②彼女の後をずっと追いかけ、ストーキングする

何かを予感させるラストにはなるが、①同様「二人の関係は出会いの時点以降続かないこと」がエヴァンの決断ですので、これも今までの積み重ねを台無しにしてしまう。

③自分が生まれてこないよう、胎児まで戻り自ら死を選ぶ

最後、エヴァンが胎児の時までさかのぼり、へその尾を止め死のうとするもの。
……うーんやはり通常版がベストかもしれない。


2020年現在でも、この作品を超えるエンディングはないと思っている。(他の作品と比較しても)
あなたはどのエンディングが好きですか?
恋人と是非、一緒に観ながら考えてみて下さい。
DVD内ではこれらエンディングと共に監督からのコメンタリーもついているので是非!

2004年製作/113分/アメリカ
原題:The Butterfly Effect
配給:アートポート

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スタッフ

監督:エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー
脚本:エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー
製作総指揮:トビー・エメリッヒ/リチャード・ブレナー/アシュトン・カッチャー
製作:クリス・ベンダー/A・J・ディックス/アンソニー・ルーレン/J・C・スピンク
撮影:マシュー・F・レオネッティ
美術:ダグラス・ヒギンズ
音楽:マイケル・サビー
音楽スーパーバイザー:ケヴィン・J・エデルマン

キャスト

Evan Treborn/アシュトン・カッチャー
Kayleigh Miller/エイミー・スマート
Lenny Kagan/エルデン・ヘンソン
Tommy Miller/ウィリアム・リー・スコット
Evan Treborn at 13/ジョン・パトリック・アメドリン
Kayleigh Miller at 13/アイリーン・ゴロバイア
Lenny at 13/ケビン・シュミット
Tommy Miller at 13/ジェシー・ジェームズ
Andrea Treborn/メローラ・ウォルターズ
George Miller/エリック・ストルツ

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